皆様、いつもtokotowaをご利用いただきまして誠にありがとうございます。 CHIUnEの古田諭史です。
普段メディアのインタビューなどは一切お受けしてない僕ですが、ここtokotowaでは、料理のことを中心に、色々とお話しさせていただこうと思っています。 拙い文章ですが、お付き合いいただけると幸いです。
今回は、会員の皆様限定で10月14日(木)にギフト販売を始める、tokotowaのアイスクリームについてお話しさせていただきます。
紹興酒アイスの誕生について
CHIUnEのシグネチャのひとつでもある「紹興酒アイス」。これが誕生したのは、岐阜「開化亭」の修行時代のことでした。当時22-23歳くらいで、独立のためのお金を貯めていた時期です。
僕が元々フレンチで修行していたこともあり、中華とフレンチを組み合わせたアイスクリームを作れないかと、父に頼んで作らせてもらったのがこの「紹興酒アイス」のはじまりでした。

フレンチのアイスクリームはとても甘いのですが、そのレシピをベースに、砂糖、牛乳、卵の量を少しずつ変え、「抜けていく香り」が立つように軽くシンプルに仕上げていきました。甘いアイスクリームは食べ疲れてしまうのですが、tokotowaのアイスクリームは、どれもそうならないように仕上げています。
独立して「Satoshi F」をオープンした時から、コースの最後に紹興酒アイスを提供するようになりました。当時は、フルーツと合わせたり、焼いた芋と合わせたりもしていました。
ご存知の通り、現在CHIUnEでは一番シンプルなかたちで提供しています。
tokotowaアイスクリームの楽しみ方について
tokotowaでお送りしているアイスはどれもバルクサイズで驚かれるのですが、CHIUnEではお客様に「バットごと食べたい」と言っていただけることがとても多く、それをご自宅で実現させていただきたいと思い、容量たっぷりでお届けしております。※CHIUnEではだめですよ(笑)
また容量たっぷりだからこそ、様々なアレンジも楽しんでいただきたいと思っています。
紹興酒アイスのおすすめアレンジは、粗挽き黒胡椒、粗塩など色々とあるのですが、僕の一押しは「オリーブオイル」です。
※僕がおすすめするオリーブオイルをご紹介しておきますね(最近はamazonでなんでも買えて便利です)。
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1)アウボカーサ エキストラ・バージン・オリーブオイル
※こちらが味の変化を一番楽しんでいただけると思います。
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また、ソーテルヌやグラッパなどのお酒をかけていただくのももおすすめですが、「美味しい」みりんもおすすめです。※スーパーのみりんはダメです。
ここでひとつ注意です。 紹興酒アイスに「紹興酒」は絶対にかけないでください。実は台無しになってしまいます(笑)。
ご自宅で色々と試していただき、様々な味の表情を楽しんでいただけると幸いです。
そして、tokotowaのアイスはよく練って柔らかくしてください。写真ぐらいになるのが理想です。こうして柔らかくすることによって、適切な甘さになり、それぞれの香りが引き立ちます。
冷凍庫から冷蔵庫に入れて2時間も戻すのは長い、という方は少量だけとってそれを柔らかくしていただいたり、秋・冬でしたら室内でしばらく置いて柔らかくする、というのでも大丈夫です。
僕が手タレントを頑張った(笑)、「召し上がり方動画」もありますのでぜひご参考になさってください。
どういう「時」に楽しんでいただきたいか
もちろん皆様に自由に楽しんでいただきたいのですが、個人的には朝でもいいですし、お風呂上がりや、入浴中もいいと思います。
tokotowa boxで言うと、まずは料理をお酒と共に楽しんでいただき、お茶を淹れ、口の中をリセットしていただいたタイミングで召し上がっていただけるとよいかと思います。
また、tokotowa限定で提供させていただいている、紅茶ウォッカアイス、アルマニャックアイスについてもどこかのタイミングでご紹介させていただきます。tokotowaでは今後も新しいアイスクリームに挑戦したいと思っておりますので、「こんなアイスクリームが食べてみたい」などリクエストなどございましたら是非教えていただけますと幸いです。
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僕にとってtokotowaは新しいチャレンジであり、初めての試みも多く、至らない点も多々あると思います。皆様にご指導いただきながら、より素晴らしい体験をご提供できるよう、サービスに磨きをかけていきたいと思っております。 これからもtokotowaと共に豊かな時間をお過ごしいただけますと幸いです。 引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
CHIUnEオーナーシェフ / tokotowaチーフプロデューサー
古田 諭史